- 週間ランキング
筋肉を構成する筋線維1本1本を覆うだけでなく、筋肉全体をボディスーツに覆っている筋膜。筋膜だけを体の中に残したとしても、体の形がしっかりと作られるといわれます。筋膜は第二の骨格ともいわれるべき重要な組織なのです。
私たちの人間の体を支える筋肉は、それぞれ1つ1つは基本的にバラバラ。このバラバラの筋肉をボディスーツのように覆ってつなげているのが筋膜なのです。もし筋膜がなければ、全身の筋肉は支えを失いバラバラになってしまいます。
全身の筋肉は、筋膜がボディスーツのように全身を覆っています。このため、一部の筋膜がこわばっただけでも、ほかの部分の筋肉の動きが悪化。代謝が落ちてしまうのです。筋膜をはがしてあげる必要があります。
しかも、こうした筋膜のこわばりはふだんのクセでおきてしまいます。たとえば足を組むとき、ほとんどの人は同じ足を上にして組むはずです。このとき右足を上にする人は、ふだん立っている姿勢でも右側が見やすい一方で、左側はグッと首を回さないと見にくいというクセがあります。
こうしたクセによる筋膜をはがしてあげるには、意識して足を組み替えることが大切です。カバンを持つときも、意識して逆に持ち替えるなどするとよいでしょう。
女性の場合、髪の長さによっても筋膜のこわばりがおきることもあります。髪が長い人は首を曲げやすい方向が、視界を遮らないような髪の分け目になりがち。意識して髪の分け目を変えることが、首の筋膜はがしにつながるのです。