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人間は通常であれば、1日のなかでもっとも体温が高くなるのは夕方。寝る前に少し下がりはじめて、起床前に一番低くなります。そして、人間がよく眠るには夜から朝にかけての体温の落差が必要なのです。
体温差は大きい人ほど快眠できます。つまり、よく眠れる方法とはこの体温差を作ることなのです。ところが、人間は年をとるとともに最高と最低の体温差が減少。体温の落差が狭まることで、私たちは眠れなくなるのです。
そして、体温の落差を狭めなくするカギは体を動かす時間帯にあります。その時間帯が、体温がもっとも高くなる夕方。もっとも高くなる時間帯に、さらに体温を高める活動をするわけです。
よく眠れる方法が「夕方に散歩する」だけなのは、こうすることで寝る前の体温を上げることができるため。そして朝にかけてグッと体温を下げることが、よく眠れる秘訣になります。
よく眠れる方法の効果が現れるのは2か月ほど。同じ時間帯に体を動かすことを繰り返していると、自然とその時間帯に体温が上がりやすくなります。
よく眠れる体温の目安は、寝る前の体温から起きた直後の体温の差が「0.5度」以上。ただし、50~60代になるとなかなかクリアできない数値です。まずは数値がプラスになることを目指しましょう。