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大腰筋は、背骨と大腿骨を骨盤の中を通って結んでいるインナーマッスルです。体の外から触って、確認できる筋肉ではありません。それでいて、大腰筋は健康を大きく左右する筋肉でもあります。
というのも、大腰筋が太くなるのに比例して、歩幅が広くなると同時に、歩行速度が速くなるからです。歩幅が広くなって速度も上がるというのは、いい歩き方ができていることを意味します。
いい歩き方ができることは、足腰が丈夫で自由に動けるということ。ウォーキングやエアロビクスなどの有酸素運動ができるようになります。この有酸素運動が動脈硬化や高血圧を予防し、脳卒中のリスクを低くしてくれるのです。
そんな健康を大きく左右する大腰筋は、ストレッチすることで活性化させられます。すべての筋肉は伸ばすことで新陳代謝がよくなるからです。そこで、2つの大腰筋ストレッチを紹介しましょう。
1つめの大腰筋ストレッチは股関節を開きます。仰向けに寝て曲げた片足を、手で押さえながら開くのです。そのまま10秒くらい静止してストレッチ。片足3セットずつ行います。
2つめの大腰筋ストレッチは、コタツのようなテーブルを利用する方法。テーブルに両ひじをついて背すじを伸ばしたら、片足をゆっくり後方に伸ばして10秒静止するのです。この大腰筋ストレッチも3セット行います。