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腸腰筋は大腰筋と腸骨筋から構成されているインナーマッスル。腰椎や骨盤から股関節の内側をとって大腿骨につながっています。骨盤の前面に付着しているため、腸腰筋が強く働きすぎると骨盤が前傾気味になってしまうのです。
そんな骨盤の前傾を解消するための腸腰筋のストレッチには2種類の方法があります。片ひざ立ちで行うものと、うつ伏せになって行うものです。どちらも20秒ほどがストレッチの目安になります。
片ひざ立ちの腸腰筋ストレッチは、足を前後に開いて腰を落とし、後ろ足のひざを地面につけたら準備完了。両手を前足のひざの上に置いて、背すじを伸ばしたまま上体を前に移動させるのです。
このとき、後ろ足の腸腰筋がストレッチされます。左右の足を入れ替えた、反対側の足の腸腰筋もストレッチしてください。
うつ伏せの腸腰筋ストレッチは、片側のひざを曲げて外側に向けたら準備完了。背すじを伸ばしたまま手で床を押しながら上半身を起こします。腰が浮かないように注意してください。このストレッチも左右両方で行います。
また、骨盤が前傾気味の場合は腸腰筋のストレッチだけでなく、拮抗筋となる大殿筋の筋トレも有効です。床に四つん這いになったら、背すじを伸ばしたまま片足を後方へと伸ばします。10回×3セットを左右それぞれ行ってください。