- 週間ランキング
大腰筋は腹部の非常に深い部分を通っている筋肉であるため、いわゆるアウターマッスルと違って、私たちは意識することができません。手で触れることもできませんから、マッサージも不可能です。
このため、大腰筋はいったん疲労すると回復しにくい筋肉。しかも、とても長い筋肉なので、疲労で収縮すると引っ張る力も非常に強いという特徴があります。これが椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの原因です。
このため、大腰筋のストレッチはぜひ習慣化しておきたいもの。ふだんからストレッチして溜めないようにすることで、腰痛予防に役立てましょう。
大腰筋ストレッチは床にうつ伏せになって行います。手の平とひじを肩幅よりやや広い位置に置いたら、上体を支えたら準備完了です。この体勢からまず、左ひざを体の外側に持ち上げます。
股関節や腰に無理がかからない範囲で、できるだけひざを引き上げてください。このとき、腰が浮かないように注意します。そして、ひじを支点にして、上体をゆっくり起こすのです。
大腰筋ストレッチはだいたい30秒が目安。反対側も同様に行います。痛みがひどくなければ、さらに腕を伸ばして大腰筋をストレッチしましょう。