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体幹を鍛えることで痩せられると女性に人気の「ピラティス」。じつは、インナーマッスル腹筋を重視するエクササイズです。腹筋にあるインナーマッスルをコアと呼んで、体の力の源と考えます。ピラティスから見たインナーマッスル腹筋の重要性を見ていきましょう。
筋トレは筋肉を太くすることで筋力アップを目指すとともに、筋肉の張りを上げてゆるみをなくし、見た目にも強くて美しい体を作ります。ただし、注意したいのが、表面にある大きくて長い筋肉であるアウターマッスルばかりに目を向けて、インナーマッスルを忘れがちになることです。
アウターマッスルとインナーマッスルは表裏一体の関係。それぞれに異なる目的を持っています。片方だけ鍛えることは、体全体のバランスを崩すことになるのです。
ピラティスで重要になるのは、肋骨下部から骨盤にかけてのインナーマッスルとアウターマッスルです。インナーマッスル腹筋はお腹を深部でぐるりと囲んでいる腹横筋、背中で椎骨を結びつける多裂筋、呼吸の要となる横隔膜、内臓を支える骨盤底筋などから構成されています。
これらはコアと呼ばれていて、おもな働きは骨格を安定させることです。ピラティスでは、体の中心にあるお腹に注目。腹部をコアと呼んで、体の力の源と考えたのです。
このコアには、腰や骨盤などを支える大きな筋肉があります。こうした筋肉を正しく動くようにすることで体幹が安定。それを土台とする、手足や頭が自由に動けるようになると考えます。
しっかりと機能的に調整されたコアは、体にとってとても重要。空手などの格闘技でも、基本姿勢ではへその下に力を入れるように指導されます。ピラティスが注目するインナーマッスル腹筋も同様です。
ピラティスは、このコアのインナーマッスルを使う感覚を覚えたのちに、アウターマッスルも使うエクササイズに進みます。ピラティスはそれほど、インナーマッスル腹筋を重要視しているのです。
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