足のむくみの原因は血管から染み出した水分。足のむくみは指で強く押すと、へこんだままになるのが通常です。しかし、むくみを指で押してもへこまない場合は要注意。足のむくみの原因はヒアルロン酸です。やがてむくみが全身に広がり、命に関わる危険があります。



足のむくみの原因がヒアルロン酸


足のむくみの原因がヒアルロン酸となるのは、甲状腺機能低下症の症状の1つ。甲状腺機能低下症は、自分自身の免疫が甲状腺を傷つけておこります。女性に多い病気です。遺伝による影響も少しあります。


そもそもヒアルロン酸は、私たちの体の中の細胞が作っているもの。美容整形で皮膚に入れてしわを取ることで知られています。そして、このときに欠かせないのがヒアルロニダーゼ。ヒアルロン酸を微調整するときに使います。


実際、ヒアルロン酸にヒアルロニダーゼを入れて混ぜると、サラサラの液体になってします。ヒアルロニダーゼはヒアルロン酸の分解する酵素なのです。ヒアルロニダーゼも私たちの体の中で作られています。


足のむくみの原因となるメカニズム


甲状腺は、つばを飲み込んだときにのどぼとけより下で動く場所あたりに存在するもの。直径5㎝ほどの臓器になります。甲状腺は甲状腺ホルモンを作って、それを必要とする全身の60兆個の細胞に届ける重要な役割があるのです。


甲状腺ホルモンは全身の細胞に行き届くと、細胞の働きを活発にさせる役割があります。すると、細胞はヒアルロン酸とヒアルロニターゼをどんどん作るのです。どんどん作られるヒアルロン酸のうち、古くなったものを分解します。


ここで甲状腺機能低下症になると甲状腺ホルモンが減少。全身の細胞も元気がなくなります。ただし、体に欠かせないヒアルロン酸は作り続けられます。ただし、ヒアルロニダーゼの産出は不活性化。こうして古くなったヒアルロン酸が体にどんどん溜まるというのが、足のむくみの原因となるメカニズムです。


情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 足のむくみの原因はヒアルロン酸かもしれない