ドローインの効果は腹横筋と姿勢改善の2段階

ドローインはお腹をキュッと引っ込めるエクササイズ。きついジーンズをはくときに、お腹を引っ込めるしぐさとほぼ同じ。そんなしぐさのドローインはお腹痩せに効果的なのです。じつは、お腹痩せというドローインの効果には腹横筋と姿勢改善の2つのメカニズムが働いています。

ドローインの効果で細くなる

お腹痩せというドローインの効果には2つのメカニズムが働いています。1つはお腹をぐるりと巻くような形状の腹横筋の効果。腹横筋はお腹を絞り込む自前のコルセットのようなものです。

ドローインでおもに使われる筋肉は、腹横筋というお腹の深層にあるインナーマッスルです。腹横筋をうまく使えるようにすることが、お腹痩せには不可欠なスキルといえるでしょう。

ドローインの効果でしっかり腹横筋が使えるようになれば、おのずとウエストは細くなります。ただし、これは臓器や脂肪が移動しただけで、お腹の皮下脂肪や内臓脂肪が減ったわけではありません。

ドローインの効果で姿勢改善

ドローインのもう1つのメカニズムは、姿勢改善による効果です。背骨のアーチを支えているのは、前後から背骨を支える腹筋群と背筋群、そして腹圧を高める腹横筋。お腹周りの筋肉をしっかり使えば、姿勢が改善します。

ドローインの効果で腹横筋をはじめ、お腹周りの筋肉全体が活性化。姿勢の改善に大きな効果が期待できます。

また、よく動かす部分には脂肪はつきにくいもの。お腹周りの筋肉群を姿勢改善でふだんから使うようにすれば、お腹の脂肪も落ちやすくなるでしょう。ますますお腹痩せが加速していくはずです。