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そもそも膝の関節は軟骨というやわらかい組織で守られています。その間にあるのが半月板です。半月版は膝を動きをスムーズにする働きを持っています。
しかし、膝の軟骨は長年使い続けるとすり減ってしまいます。するとクッションが効かなくなり、間にある半月板が割れて神経を刺激。これによって膝に痛みが出るのが変形性膝関節症です。
健康な人の膝のレントゲン写真を見てみると、骨と骨の間に隙間が空いています。しかし、変形性膝関節症の人は、膝の軟骨がすり減ってしまってその隙間がなくなっているのです。
膝痛が恐ろしいのは、いま痛みが出ていないからといって安心できないこと。厚生労働省の調査では、膝痛のない予備軍を含めると推定患者数は2千万人以上といわれています。
膝痛の治療で大切なのは早期発見です。そこで、家庭でもできる変形性膝関節症のチェック方法を紹介しましょう。問題となるのは膝の内側の痛みになります。
膝の内側の骨と骨の隙間を押さえたときに、痛みがある場合には軟骨がすり減っている場合が多いのです。とくに、長時間歩いたあとに膝の内側を押してみましょう。痛みがある場合は、変形性膝関節症の予備軍かもしれません。