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腹圧は体の芯を安定させて体のバランスを保ちます。このため、腹圧が弱いと腰への負担が増えてしまうのです。
腹圧の測定に使用するのは血圧計。血圧計をお腹に巻いた状態で、どれくらいお腹をふくらませられるかを測定します。このとき、血圧計の目盛りが20mmHG以上上がらないと、腰痛になりやすいということです。
実際の測定では、息を大きく吸いながらお腹を膨らませます。お腹をグーッと出すようにしてください。このときに血圧計の目盛りがどらくらい上がるかを測定するのです。
腰痛を予防するためには腹圧を高めることがポイント。そして、腹圧を高めるトレーニングが腹式呼吸です。腹式呼吸は鼻からゆっくり息を吸い込み、口から吐きます。お腹に手を当てて、動いているかを確認して20回ほど動かしましょう。
なお、腹式呼吸で動かしているのは見た目上はお腹ですが、実際の効果は横隔膜の上下にありますです。お腹をふくらませると横隔膜が下がり、お腹をへこませると横隔膜が上がるのです。
横隔膜が下がると肺のスペースが広がって、より大きく息を吸い込むことが可能。さらに息を吐くときに横隔膜が上がると肺のスペースが縮んで、より大きく息を吐き出せるのが腹式呼吸の効果というわけです。