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まずは体の安定を図る体軸を作る5つのポイントを確認しましょう。それがメインポイントと呼ばれる「首の付け根・みぞおち・股関節・ひざ・足首足底」の5つです。
このうち「首の付け根・みぞおち・股関節」は、メインポイントがうまく使えないときに代用できるサブポイントを持っています。サブポイントはそれぞれ「肩・ひじ・手首」です。
そして、5つのポイントを基点とした体軸を作ってコントロールすることが、関節可動域を広げる秘訣。体軸が安定すると脳機能も安定するため、パワーの出力も向上するのです。
体軸を作る5つのポイントは重要な骨の接点。しかも、脳からの動作指令を体の末端に伝える基点ともなっています。いわば脳からの指令を伝える前線基地のようなものです。
この5つのポイントを垂直に揃えたとき、人の体はもっとも安定します。とはいえ、体軸を作る5ポイントはすべて揃える必要はありません。過半数となる3ポイント以上が揃えば、体軸としての機能は果たされます。
体軸のある体は身体能力の源である体幹を中心に動かし、手足などの動きをコントロール。関節可動域の柔軟性を高めるだけでなく、スピード・パワー・持久力・安定力などをすべて発揮できるようになるのです。