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体の歪みを改善するポイントはシンメトリーな動きにあります。シンメトリーは日本語で左右対称という意味。逆に左右非対称のことは、アシンメトリーと呼ばれます。
そして、私たちは日常生活の中で、ほとんどはシンメトリーではない体の使い方をしているもの。もっともわかりやすい例が、ふだんの歩き方です。多くの人が頭の中で「イチ、ニ」と2拍子で歩いているはずです。
2拍子と数えると「イチ」は必ず同じほうの足になってしまいます。そして、無意識のうちにイチの足に力が入っているのです。このため左右対称に体が使えず、体の歪みにつながるというわけです。
そんな体の歪みを解消するのが「3拍子ウォーキング」。ふだんから「イチ、二、サン」と3拍子をカウントして歩くようにすると、自然と「イチ」を数える足が左右交互になります。
すると、力が入る足が左右交互になるため、歩き方に偏りがなくなってバランスが改善。体の歪みが自然とよくなっていくのです。
さらに、3拍子歩きの効果を高める方法が「3」を大股にするというもの。「イチ、ニ」は普通に歩いて「サン」のときだけ歩幅を広げます。3歩目を強く意識することで、より左右対称に力を入れることができます。体の歪みの改善効果が高まるのです。