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腹筋トレーニングの代表格といえば腹筋運動。しかし、腹筋トレーニングにはインナーマッスルが外せません。というのも、インナーマッスルが弱ったままだと内臓が正しい位置に固定されず、力が入らない状態。これではスポーツのパフォーマンスもダイエット効果も上がりません。
筋肉には表層にあるアウターマッスルと、深層にあるインナーマッスルの2種類があります。アウターマッスルは割れた腹筋や隆起した力こぶなど外見ですぐにわかる筋肉です。一方のインナーマッスルは体幹を整えたり、血液循環を促したり、体温維持に関わっています。
これは腹筋も例外ではありません。腹筋は大きく分けると、アウターマッスルである腹直筋と、インナーマッスルである腹横筋と腹斜筋の組み合わせ。なお、腹斜筋は外腹斜筋と内腹斜筋の2種類で構成されています。
ちなみに、いわゆる腹筋運動は腹直筋だけを鍛える腹筋トレーニング。すなわち、アウターマッスルだけを鍛えています。
ここで腹筋のインナーマッスルの大切な役割の1つが、腹圧を高めること。とくに体を安定させて動作するときには、インナーマッスルがしっかり収縮して腹圧が高まる必要があるのです。
また、腹筋のインナーマッスルには、内臓を正しい位置に固定する役割もあります。腹筋インナーマッスルが弱ると、内臓下垂が発生。本来の位置より内臓群が下がってしまい、骨盤に押し付けられた状態になります。
これではスポーツのパフォーマンスがアップするわけがありません。さらには、内臓下垂でウエストが内側から太くなってしまうため、ダイエット効果も出にくくなります。このように、腹筋トレーニングにはインナーマッスルが外せないのです。
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