平均体重150kgもの力士がぶつかり合う相撲には、強靭な体幹が必要不可欠。その体幹を作り上げるのが、相撲の伝統的な稽古である「四股(しこ)」です。日本古来の伝統的な体幹トレーニングといえるでしょう。運動のパフォーマンス向上も期待できる四股の正しいやり方を紹介します。

四股を正しく踏むためにための腰割り

相撲の稽古の基本は四股。その四股を正しく踏むために欠かせないのが「腰割り」です。まずは正しい腰割りのやり方から見ていきましょう。

まず両足を肩幅にしてつま先をやや外に開いてたら、上半身をリラックスさせてまっすぐ立ちます。力を抜いて肩を下げ、腕は体に沿って下ろしましょう。

この体勢から上半身はまっすぐに保ったまま、両足を肩幅より開いていきます。股関節から開いていくイメージで、ひざはつま先と同じ方向に向けてください。

そして股関節をゆるめて開き、ゆっくりと腰を下ろしていくのです。重心が内くるぶしの真下にくるように、すねが床と垂直になるようキープ。腰割りだけでも、股関節の柔軟性をアップさせる効果があります。

四股でスポーツパフォーマンスが向上

この腰割りで腰を下ろした姿勢を崩さずに、股関節と体幹のインナーマッスルを意識しながら、体幹を使って足を上げるのが四股です。やじろべえのように体を倒して右足を上げます。

そして、左足のひざを伸ばして、重心を飛騨市足の内くるぶしの真下にのせて静止するのです。頭と上半身は一直線をキープ。足を下ろすときは左ひざの力を抜いて、横隔膜を張って腹圧を高めて一気に腰割りの姿勢に戻ります。

四股は体幹を鍛えるだけではありません。四股には体の中心から動けるようになる効果もあるため、スポーツパフォーマンスの向上にも結びつきます。

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情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 四股は運動のパフォーマンスが向上する体幹トレ