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プロポーズする場所として、よく使われるのがクルマの「車内」です。クルマは好きな場所に移動できるだけでなく、完全クローズドな空間にもなります。しかも、コスト面でも非常にリーズナブル。実際にプロポーズがうまくいったとは、指輪に結婚式、新居などお金がかかります。車内でのプロポーズはローコストなのです。
クルマというとプロポーズ場所への移動手段ともいえますが、車内はその手段そのものがプロポーズの場所にもなりえるということ。まずは、何といってもふたりだけの完全クローズド空間なのでその機密性は抜群です。
お気に入りの曲を仕込んで、気持ちよくドライブしながら目的地へと向かいます。ロケーションも自由に選択できますし、状況に応じて作戦を自由に変更できるのも、車内プロポーズの長所です。
しかも、プロポーズを断られようとも大泣きされようとも大丈夫。クルマならすぐ人目につかないところに移動できます。ただし、ドアを開けて出て行ってしまうと困りもの。あまり人気がない場所だと行方不明になりかねません。
クルマさえ持っていれば意外にお金がかからず、プロポーズ時の周囲の雑音をシャットアウトできるうえ、結果がどちらに転ぼうとも対処しやすいと、イイことだらけの車内プロポーズ。しかし、劇場感に欠けるというデメリットがあります。
じつは、多くの女性が幸せなことは祝福されたいという願望を持っているもの。たとえば、レストランでプロポーズをOKしていることに気づいたほかのテーブルのお客さんが、拍手で祝福してくれるなんていう状況を夢見ていることもあります。
ところが、車内だと居合わせているのは2人だけ。周囲から祝福してもらうわけにはいきません。孤立感を感じてしまう女性もいるでしょう。プロポーズで重要なのは「相手の心のリズム」。不向きなケースもあることは忘れないでください。
車内そのものに問題があるケースもあります。イケてるクルマなら絵になりますが、そうでなければプロポーズの場所として逆効果の場合もあるのです。ローコストであるがゆえに、クルマに難がある場合は安っぽさが前面に出てしまう可能性があることにも留意します。
プロポーズする場所は、2人の思い出のアルバムの1ページ目になるもの。少しでもクルマに不安がある人は一度、自分のクルマを第三者的視点でイケてるかどうか確認しておきましょう。
微妙な場合は、単なる移動手段としてクルマを活用して、プロポーズの場所としては別のシチュエーションを用意したほうが賢明なこともあります。
プロポーズの場所として車内を使うときの具体的な事例を見ていきましょう。まずはオープンカーの場合、屋根は全開が基本。フルオープンが最高に気持ちよく感じる、場所・季節・時間に、走りながらちょっと大きめの声でプロポーズします。
ポイントは、滑舌よく大きな声でプロポーズすること。何度も同じセリフをいわなければならないように気を付けてください。
スポーツタイプのクルマの場合、峠を少し攻めたあとのプロポーズは成功率が上がる可能性があります。いわゆるつり橋効果で好感度がアップしているはずです。
人気のミニバンの場合、それこそ富士山5合目に行ってイスをフルフラットにして、ガラスループ越しに夜空を見上げながら車内でプロポーズというのも手。クルマが違えば、車内プロポーズの演出もいろいろ変わるわけです。
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