お腹まわりに溜まった脂肪を燃やそうと、ウォーキングなどの有酸素運動に取り組んでいる人も多いのでは? しかし、有酸素運動だけで消費される脂肪の量は想像以上に少ないのが事実。有酸素運動は筋トレと組み合わせて初めて、多くの脂肪を消費することができるのです。



有酸素運動と筋トレの効果とは?


たしかに、酸素を取り込みながら軽めの運動を長時間続ける有酸素運動は、脂肪を消費する効果があることは間違いありません。しかし、有酸素運動による脂肪の少量は想像以上に少量です。


たとえば脂肪を1kg落とそうとするには、7,000キロカロリーのエネルギーを消費する必要があります。これを有酸素運動で消費するには、39時間のウォーキングをしなければならないのです。


一方で筋トレは、筋肉量を増やして基礎代謝量をアップする効果があります。ただし、筋トレの効果はそれだけでなく、成長ホルモンの分泌を促進して、脂肪を消費しやすいように分解する効果があるのです。


有酸素運動の前に筋トレを行う


つまり、有酸素運動の前に、筋トレで脂肪を消費しやすいようにしておけば、脂肪を効率よく消費することが可能。有酸素運動は筋トレと組み合わせないと、ほとんど意味がないのです。


脂肪はそのままの形では消費されません。脂肪細胞の中の中性脂肪が分解され、遊離脂肪酸とグリセロールとして血液流に溶け出して、それらが筋肉に取り込まれてようやく、エネルギーとして燃焼されます。


分解されて遊離脂肪酸とグリセロールは、燃焼されなければ再び中性脂肪に逆戻り。脂肪として蓄積されてしまいます。だからこそ、有酸素運動の前に筋トレを行うことが理にかなっているわけです。


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情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 有酸素運動は筋トレと組み合わせないと意味ナシ