- 週間ランキング
両腕をだらんと下げた状態から両手を真上に上げてみてください。とくに意識しない限り、腕は体の斜め前に上がっているはずです。
人間は四足歩行から二足歩行になったという進化の経緯から、腕は真上ではなく前に上がってしまいます。しかし、ゴールキーパーにとっては、腕を伸ばした1cm、2cmが勝負の分かれ目です。
そこで権田修一選手は、腕を真上に保ったまま体を自在に動かすためのスクワットのやり方を実践。それがハンズオーバースクワットです。
ハンズオーバースクワットのやり方は、足を肩幅に開いて両腕が前に出ないように真上に上げます。この姿勢からお尻を下げていって、膝の角度が120度になったら元に戻るのです。肩や膝が前に出ないように注意します。
このスクワットのやり方は、深くしゃがみこむほど難易度がアップ。椅子を用意して半歩前の位置でハンズオーバースクワットをして、座面にお尻が触れたら戻るようにすると負荷が上がります。ちなみに権田選手の場合は、椅子ナシでお尻がかかとにつくまでしゃがみこむ、フルスクワットです。
なぜ手を上げたスクワットのやり方だと、肩こりが解消するのでしょう? 腕を真上にキープすることで菱形筋という背中の筋肉と、僧帽筋という肩の筋肉を収縮させて強い力を出しています。
スクワットのあとに脱力すると反射で筋肉がほぐれて血流がアップ。肩こり解消につながるのです。
■「スクワットのやり方」おすすめ記事
スクワットはやり方次第で下腹部が強化できる
■「スクワット」おすすめ記事
筋トレダイエットに効くちょいアレンジスクワット
吉川メソッドの上体反らしスクワットは負荷10倍
スクワットの効果を最大化する正しいフォーム
片足スクワットでインナーマッスルを鍛える
片足スクワットは脚だけでなく体幹も鍛えられる
正しいスクワットは背骨とスネが平行になるはず
【関連リンク】
自宅の風呂で筋トレ!たった1分半の腹筋メニュー
女子でも手軽にできるインナーマッスルの鍛え方
相撲のシコ踏みは腸腰筋の鍛え方に最適だった
腹筋の正しい鍛え方には「腹式呼吸」が大切だった
腹筋を毎日鍛えられる1回たった30秒のやり方?