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LSDトレーニングとは「Long Slow Distance」の略。日本語でいえば、長い時間ゆっくり走り続けて長い距離を移動するトレーニングです。LSDトレーニングはマラソンランナーの練習法として知られています。じつはパフォーマンス向上だけでなく、体脂肪率を減らす効果が高いのがLSDトレーニングなのです。
LSDトレーニングで大切なのはペース設定。体力や走力によってその人に適したLSDトレーニングのペースが違います。もっともわかりやすい目安が、隣の人と笑顔で話せるかどうか。軽めの運動を長く続けるのがポイントです。
じつは体脂肪率を減らすためには、負荷の高いランニングをしたほうが効果的と思われがち。しかし、速く走るランよりもゆっくり走るLSDトレーニングのほうが体脂肪率を減らす効果があります。
LSDトレーニングでもランでも、運動の基本的なエネルギー源になっているのは糖質と脂質です。そして、運動強度が高いほうが糖質の利用率が上がって、強度が低いほうが脂質の利用率が上がるという性質があります。
そして、運動強度が高いか低いかの分かれ目となるのが「息が切れるかどうか」です。脂質を代謝してエネルギーに開けるには酸素が欠かせません。ペースが上がると息が切れるようになって、必要な酸素が筋肉に行き届かなくなります。
このため、LSDトレーニングは体脂肪率を減らす効果が高いというわけです。ただし、運動強度が低いと脂質の利用率が上がるからといってウォーキングになってしまうと、今度はエネルギー消費量が少なくなってしまいます。
ウォーキングとLSDトレーニングを比べると、エネルギー消費量は2倍近く違っているもの。その意味でも、体脂肪率を減らすためにはLSDトレーニングが効率的です。独り言が話せるくらいのLSDトレーニングを1時間ほど続けるとよいでしょう。
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