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体内に取り込まれる脂肪は、大きく皮下脂肪と内臓脂肪に分けられます。シックスパックを目指してトレーニングを始めると、最初に減るのは内臓脂肪。ある程度、内臓脂肪が減ると、皮下脂肪も使用されるようになります。ここから皮下脂肪を落とすことができれば、憧れのシックスパックはすぐそこです。
シックスパックを目指してトレーニングを始めて、最初に落ちるのは内臓脂肪です。内臓脂肪は内臓のまわりに付着しています。内臓脂肪には多くの毛細血管がつながっていて、脂肪をエネルギーとして使うための経路ができ上がった状態。ちょっと運動すれば内臓脂肪はすぐに消費されます。
一方の皮下脂肪は、毛細血管や脂肪を使う経路があまりありません。実際、手術などでお腹を切開すると皮下脂肪からの出血はほとんどなく、黄色っぽい脂肪の層があるだけなのは、テレビなどで目にしたことがあるでしょう。
そもそも皮下脂肪は、外界からの衝撃をゆるめる緩衝材や、体温維持のための断熱材としての役割があります。このため皮下脂肪は、すぐ落とすことができないよう制御されているのです。
しかし、内臓脂肪が減るとエネルギーを作り出すために使用されるようになるのが皮下脂肪。徐々に皮下脂肪の厚みが減り、体の本来のラインが表面に現れてきます。
こうして、皮下脂肪を落とすとお腹に浮き出てくるのがシックスパックです。じつはシックスパックを構成している腹直筋は、もともと6つに割れているもの。タテに走る白線とヨコに走る腱画によって区切られているからです。
腹直筋は肋骨下部から恥骨までをつないでいるタテに長い2本の筋肉。この時点でタテに割れていますが、それをヨコに区切ることで、腹直筋の上部や下部など局部的に筋肉を収縮させられるようにしています。このため、皮下脂肪を落とすだけで、シックスパックはすぐに浮き出てくるのでした。
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