シェイプされたボディを目指すなら筋トレで筋肉を増やすだけでなく、体脂肪を減らす必要があります。そのためには、筋トレ後の有酸素運動が効果的。それは筋トレによって脂肪の分解が促進されるからです。筋トレ後の有酸素運動による脂肪燃焼メカニズムを見ていきましょう。



筋トレ後の有酸素運動が推奨される


筋トレ後に有酸素運動を行うことが推奨されるのには理由があります。それが筋トレ後に分泌される成長ホルモン。通常、成長ホルモンは就寝後に分泌されるものですが、筋トレを行うとその直後にも大量に分泌されるのです。


この成長ホルモンは脂肪を分解するという点において強力な効果を発揮します。体脂肪は脂肪細胞の中でトリグリセリドという形で蓄えられた状態。成長ホルモンは、このトリグリセリドを脂肪酸とグリセロールという2つの物質に分解するのです。


しかも分泌されてから最低でも5時間は、成長ホルモンは脂肪の分解を促進し続けます。ただし、この時点では体脂肪をエネルギーとして利用しやすく分解しただけ。この体脂肪を消費するためには、脂肪酸を燃焼させることが必要になります。


筋トレ後の有酸素運動が脂肪を燃焼


そして、この脂肪酸を効率よく燃焼させるのにもっとも効果的なのが有酸素運動というわけ。だからこそ、筋トレ後に有酸素運動が推奨されているのでした。シェイプされたボディを目指すなら、筋トレ後の有酸素運動は欠かせません。


なお、筋トレを行うと筋肉は熱を帯びます。熱はエネルギーによって作られるものですから、熱が産出されている間はそのぶんエネルギー消費が多くなっているということです。


一般的に筋トレ後は、38~48時間ほど熱のある状態が続きます。そのあいだ、ふだんより5%も多くエネルギーが使われるのです。筋肉の熱によるエネルギー消費効果は、筋トレ直後から2日間も持続するのでした。


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情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 筋トレ後の有酸素運動による脂肪燃焼メカニズム