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トライアスロンやマラソンで行われているエネルギー獲得のメソッドが「グリコローゲンローディング」と呼ばれるもの。一時的に体内の糖質を枯渇させることで、グリコーゲンの貯蔵量を増やします。いわばグリコーゲンの貯蔵量を超回復によって増やすメソッドです。詳しく見ていきましょう。
トライアスロンやマラソンの選手が行うグリコーゲンローディングは、大会の1週間前あたりから炭水化物の摂取量を減少させて一度、体内の糖質を枯渇させます。そして、大会3日前から多めの炭水化物を摂るというものです。
こうすることで、肝臓や筋肉でのグリコーゲン貯蔵量を増やします。グリコーゲンとは、体内でエネルギーを一時的に保存しておくための物質。必要なときにはグリコーゲンはブドウ糖に分解されて、エネルギーとして使われるものです。
メカニズムとしては、炭水化物の摂取を制限することで、肝臓や筋肉のグリコーゲンを使わざるをえない状況を作って貯蔵量をいったん枯渇します。すると、同じ貯蔵量に回復しては再び枯渇してしまうので、貯蔵量を増やして超回復するのです。
こうしてグリコーゲンローディングは、エネルギーの貯蔵量を短い期間で超回復して増加させるというわけ。このメソッドによって、グリコーゲンの貯蔵量が2倍になったケースもあるといいます。
このメソッドを応用して、長期的にエネルギーの貯蔵量を超回復させる方法が、毎日走っているランニングを1日おきにするというもの。1日おきにしても、ランニングの総量は変更なし。すなわち、2日分のランニングを1日で行います。
毎日1時間走っているなら、1時間走ったのちに3時間休憩して1時間ランニング。休憩中に炭水化物は補給しません。そして、翌日はランニングなしで休養日にします。毎日ランニングするよりグリコーゲンの貯蔵量が超回復で増加するのです。
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