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運動能力向上に体幹トレーニングの効果が注目されています。そして、体幹トレーニングは、走るという運動の基本動作においても効果を発揮。体幹を使うようにして走ることで、驚くほどラクに走れるようになるのです。足だけのランニングと体幹を使ったランニングとでは何が違うのでしょう?
運動能力というと、手や足などに目が行きがちです。走るときの脚力や投げるときの腕力などの言葉が象徴的でしょう。しかし、走るときも投げるときも、すべての運動の動作において体幹トレーニングは効果があります。
体幹とは、手足と頭を除いた胴体部分のことです。ここで走るという動作を考えるとき、多くの人が2本の足が体幹を運んでいるように捉えるはず。しかし、これは大きな間違いです。
体幹と手足を比べると、明らかに体幹のほうが太いでしょう。これは足よりも体幹のほうが筋肉が大きく、大きな力を出せることを意味しています。その体幹を足で運ぼうと思うから走りが、足だけのランニングとなって重くなるわけです。
逆に、体幹を使うようにして走るのが正しいランニングといえます。ここで、やや前傾にした消しゴムを机の上に落としてみてください。床から反発する瞬間、消しゴムは前傾しているため勝手に前方に進みます。
仮にこれを消しゴムが繰り返すとしたら、どんどん前に進んでいるでしょう。これが体幹を使ったランニングのイメージです。体幹に力を入れて、頭から足までを1本の線のようにしてまっすぐ着地。そして、ほんの体幹を少し前傾させるのです。
この状態で着地すれば地面の反発力が強くなり、しかもそれが推進力に変わるというわけ。あとは慣性にまかせるだけで、驚くほどラクに走ることができるでしょう。もちろん、体幹トレーニング効果で軸がぶれないことが大前提です。
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