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腹筋の鍛え方と聞くと、お腹の中央で割れている筋肉を鍛える腹筋運動を浮かべる人がほとんどでしょう。しかし、それが腹筋の鍛え方と考えるのは大間違い。腹筋群と呼ばれる筋肉は多岐にわたっています。このため、腹筋の鍛え方は浅部と深部に分けて考えるとわかりやすいでしょう。
腹筋の鍛え方でイメージする腹筋運動は、厳密には腹直筋を鍛えるトレーニング。腹直筋は、肋骨下部と恥骨までつながっている長い筋肉。上から下まで1本でつながっている腹直筋を分断しているのが、シックスパックの線になります。
腹直筋を分断しているのは腱画と呼ばれる腱。この腱画がないと、力こぶのようにお腹を曲げたときに収縮した筋肉が前方に飛び出してしまいます。それを防ぐためにも、腹直筋はシックスパックに割れているわけです。
腹筋にはこの腹直筋だけでなく、両サイドに多層の腹筋群があります。脇腹の部分に斜めに走っているのが外腹斜筋、その内側で外腹斜筋と逆方向に走っているのが内腹斜筋です。
さらに、その奥には腹巻のように横に走っている腹横筋という筋肉も存在。一番上にある腹直筋と合わせて、この4層で構成されている腹筋群は、浅部腹筋群と総称されています。
一方、深部腹筋群として見落とされがちなのがインナーマッスルの大腰筋と腸骨筋と腰方形筋です。これらの深部腹筋と浅部腹筋がぜんぶ合わさって腹筋群となります。腹筋の鍛え方とは、こられ腹筋群をバランスよく鍛えなければなりません。
ここで多くの人がイメージする腹筋運動は、シットアップと呼ばれる筋トレメニュー。腹直筋だけでなく、外腹斜筋や内腹斜筋、大腰筋や腸骨筋も鍛えられます。腰が悪くなければ、とても効果的な腹筋の鍛え方なのでした。
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