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腹筋という言葉はよく聞きますが、実際に腹筋という筋肉があるわけではありません。腹筋は腹直筋と腹斜筋、腹横筋の3種類に分けられます。そして、腹筋女子が鍛えるべきは腹横筋と腹斜筋です。腹横筋と腹斜筋には、腹部のコルセットとして内臓の位置を保持する役目があるからです。
筋肉には大きく2種類あります。1つは、筋トレなどで鍛えられるアウターマッスル。割れた腹筋や大きな力こぶなど、振れることのできる筋肉です。そして、もう1つがインナーマッスル。体の深層にある外から触れられない筋肉です。
ここで腹筋は腹直筋と腹斜筋、腹横筋で構成されているもの。このうち、腹斜筋は外腹斜筋と内腹斜筋の2種類で構成されています。そして、アウターマッスルにあたるのは腹直筋と外腹斜筋、インナーマッスルは内腹斜筋と腹横筋です。
そして、腹筋女子が鍛えるべきは腹筋のインナーマッスル。具体的には、腹横筋と内腹斜筋になります。これらのインナーマッスルが腹部をコルセットを覆っているため、内側からウエストをシェイプアップしてくれるからです。
腹筋のインナーマッスルには、胃や腸などの内臓を正しい位置に保持する役割もあります。腹筋のインナーマッスルが衰えると、その保持力が弱って内臓下垂が発生。内臓の位置が下がることによって、お腹まわりが太くなってしまうのです。
このため、腹筋のインナーマッスルを鍛えると、胃や腸が本来の正しい位置をキープするようになります。すると、筋トレの効果によって減った脂肪以上に、お腹まわりがスッキリするのです。
さらに、ウエストのくびれを作るのが外腹斜筋と内腹斜筋。いわゆる腹筋運動で鍛えられる腹直筋は、お腹の前面をタテに走る筋肉。ウエストのくびれを作るためにはそれほど効果がありません。腹筋女子は腹横筋と腹斜筋を鍛えるべきです。
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