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コアトレーニングのコアとは、腹横筋と多裂筋、骨盤底筋群と横隔膜によって構成される腹腔のこと。腹腔は内臓を保護するだけでなく、姿勢を安定させるとともに呼吸をコントロールする役目があります。このコアを構成する4つの筋肉を理解することが、コアトレーニングでは重要なのです。
現代人の生活は日常生活のクセだけでなく、呼吸のクセや運動のクセによって、コアの働きが鈍ってしまいがち。コアの筋肉群の働きが怠慢になって、姿勢がアンバランスになって、体調まで崩してしまっている場合もあります。
そこで、コアトレーニングは鈍った筋肉群の役割をしっかり理解しておくことが重要。それぞれの筋肉の働きをイメージできるようにすることで、怠慢をおこしている筋肉を再教育するのです。
そこで、コアを構成する4つの筋肉について、その働きを詳しく見ておきましょう。まず腹横筋は腹筋の最下層で、お腹を包むように存在。腹横筋には、呼吸のときに横隔膜と連動した動きや背骨を支える働き、腹圧を上げる働きがあります。
横隔膜は、胸郭と腹腔のあいだに位置する筋肉です。腹横筋と共同して働いて、胸郭と腹腔の圧力をコントロール。これによって、呼吸や発声だけでなく、咳や排便などの機能に影響を与えています。
骨盤底筋群は、骨盤を下からハンモック状に支えている筋肉群です。腹腔の下部にあたり、ちょうどコアに下からフタをしているイメージ。腹横筋と連動して収縮することで骨盤を安定させる働きがあります。
多裂筋は、背骨のヨコにある横突起と中央にある棘突起を2つまたぎで斜めにつないぐ筋肉です。背骨全体に逆V字で細かく位置しており、脊柱全体を支えるのが働き。腹横筋と連動して姿勢をよくします。
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