腸内フローラを改善する食材として注目されているのが寒天です。そこで、寒天がどれほど腸内フローラを改善するのか検証してみました。すると、たった5日間、寒天を摂り続けただけで、若返り菌と呼ばれるエクオール産生菌の割合が上昇。見事に腸内フローラが改善されたのでした。



腸内フローラが改善するかを検証


寒天はテングサの繊維で作られるもの。100gのドライの状態の棒寒天は、その80%が食物繊維でできています。その量は食品の中でも1位2位を争うほど多い量。そして、寒天は腸内細菌にとっては本当に大好きなエサです。


よく細菌や微生物を研究用に育てるシャーレを見かけますが、そこに入っているのが寒天。寒天培地と呼ばれるものです。それくらい、腸内細菌にとっては居心地がよいものなのでした。


そこで5日間、寒天を摂り続けると腸内フローラがどう改善するのか、腸内フローラの状態がよくない68歳の女性が検証しました。ルールは寒天。5日間、粉寒天2gを毎日摂取するというものです。


理想的な腸内フローラに改善した


具体的には、水200gに粉寒天2gを加えて火にかけて溶かします。そして、製氷皿に入れて冷蔵庫で固めるのです。この約200gの製氷皿1個分が1日分の寒天の目安になります。これを1食で食べても、3食に分けて食べてもOKです。


寒天生活を送る前の女性の若返り菌とも呼ばれるエクオール産生菌の割合は、1.60%でした。これが5日間の寒天生活のあとの数値が3.35%。エクオール産生菌の割合が2倍以上に増えたのです。


しかも、エクオール産生菌の割合が2倍になっただけでなく、同時に人間の長寿に関わる可能性がある腸内細菌であるビフィズス菌や酪酸産生菌なども2倍になっていました。まさに理想的な腸内フローラに改善したといえるのです。


なお、粉寒天を調理せずにそのまま食べるのは控えてください。また、妊娠中の人や腹部に手術歴のある人は医師に相談するようにしましょう。


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情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 寒天を食べて5日間で腸内フローラが改善した