前頭葉はいわば脳の司令塔。前頭葉が衰えると注意力が弱ったり、怒りっぽくなったりします。それを予防するには、前頭葉を鍛えるトレーニングをするのが効果的。前頭葉が衰えると2つのことが同時に行えなくなります。このため、2つのことを同時に行うことが前頭葉を鍛えるポイントです。



前頭葉の衰えで高齢者は自動車事故


最近よく目にする高齢者による自動車事故。アクセルとブレーキの間違えたことで事故がおきたものですが、じつはこれ脳の司令塔でもある前頭葉という部分の衰え。注意力が弱っていたことが原因の1つです。


さらに突然、怒り出して暴力をふるうといった高齢者によるトラブルも増えています。これも前頭葉の衰えが関係しているもの。前頭葉は何かを我慢するときにも働くものだからです。


なぜ前頭葉が衰えると怒りっぽくなるのでしょうか。通常なら人は怒ったとき、後のことを想像してグッと怒りを鎮めたりします。前頭葉が衰えてしまうと、後のことを想像できずに感情に任せてキレてしまうのです。


前頭葉を鍛えるのが料理やカラオケ


そんな前頭葉の衰えは、同時に2つのことができなくなることにも現れます。その意味では、料理は前頭葉を鍛えるには打ってつけ。野菜を刻みながら、鍋を火にかけるなど、2つ以上のことを同時に行うからです。


カラオケも前頭葉を鍛えるトレーニングになります。カラオケとは、歌詞を見て音を聞いて歌うという2つ以上のことを同時に行う行為だからです。後出しジャンケンでわざと負けるというのも前頭葉を鍛えることができます。


このように、前頭葉を鍛えるトレーニングは身近なところにあるもの。ふだんから意識して2つ以上のことを行うなどして、意識して前頭葉をトレーニングするとよいでしょう。


【関連リンク】

低気圧の頭痛を治すなら酔い止め薬を飲むべし

胃下垂の治し方!!インナーマッスルを鍛えるべし

ふくらはぎを筋トレすると高血圧を解消できる!

鼻づまりを10秒で治す方法「脇の下にコブシ」

ふくらはぎの筋肉は短距離と長距離で大きく違う



情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 前頭葉を鍛えるには「後出しジャンケン」が効く