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人間は本来、鼻呼吸が正しい状態です。しかし、固いものを食べる機会が減った現代人は口輪筋が衰えてしまった状態。このため、口呼吸になってしまう人が多いのです。そこで、口輪筋トレーニングが必要かどうかのチェック法と、実際に口輪筋をトレーニングする方法を紹介しましょう。
さっそく、口輪筋トレーニングが必要かどうかのチェック法です。次の5つの質問でいくつ当てはまるかカウントしてください。「起床時にのどが痛い」「音を立てて食べている」「イビキを指摘される」「気づくと口を開けている」「口が乾きやすい」です。
この口輪筋トレーニングのチェック5項目のうち3項目以上、当てはまるようであれば口呼吸をしている可能性が大ということ。口輪筋トレーニングが必要です。
もし口輪筋トレーニングを行わずに口呼吸のままでいると、さまざまな病気の原因となってしまいます。じつは鼻には加湿機能があって、のどを守っています。しかし、鼻を使わないで呼吸をすると、すぐにのどが乾燥してしまうのです。
口呼吸ばかりだと、上気道感染症いわゆる風邪を引きやすくなります。そのほかにも、気管支炎や重症な肺炎、扁桃炎をおこす頻度もアップ。この扁桃炎の中でもタチが悪いのが扁桃周囲膿瘍です。
そこで、口呼吸を鼻呼吸に変えるための口輪筋トレーニングのやり方を紹介しましょう。まず上と下の唇をキッチリ合わせて、前に突き出して10秒間キープします。次に、唇を口の中に引き込んで10秒間キープ。口の中に隠すイメージで行います。最後は、思い切り口を膨らませた状態を10秒間キープするのです。
口輪筋トレーニングはこの3つの動きを1日1セット行うだけ。口輪筋が鍛えられて、自然と鼻呼吸になる効果が期待できます。
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