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甘いものが食べたいという欲求は、じつは舌が求めているのではなく、頭が求めている可能性があります。じつはケーキやアイスクリームなどには脂がいっぱい含まれているもの。この脂肪分にこそ、甘いものが食べたいという欲求の秘密があります。そして、それを抑えてくれるのが玄米なのです。
脂というと、とんかつや唐揚げなどを想像しがちですが、ケーキやプリン、アイスクリーンにも脂がいっぱい。ケーキはバターがたくさん使われていますし、プリンやアイスは乳脂肪がいっぱい含まれています。
「甘い・辛い」といった味覚がありますが、味は大きく5つの基本味で表現されるもの。それが「甘味・塩味・酸味・苦味・うま味」です。ただし、この中に脂に当てはまる味覚はありません。
じつは脂は舌で感じるのではなく、頭で感じているものなのです。脂を摂ると頭でドーパミンが分泌。人間はそれで快感を感じます。だから人間は、脂ものを好んで食べてしまうのでした。甘いものが食べたい欲求もこれと同じです。
そんな甘いものが食べたい欲求を抑えてくれる食材があります。それが玄米です。玄米にはガンマオリザノールという成分が含まれています。このガンマオリザノールが頭に働きかけて、脂を適度な量で食べるのをやめるようにしてくれるのです。
玄米に多く含まれるガンマオリザノールには、高脂肪な食べ物を防ぐ働きがあります。高脂肪な食事ばかりしていると、脳内でストレス物質が発生。摂食行動を正常に制御できなくなります。
すると、ふだんの食事で高脂肪な食事への嗜好性が高まっていってしまうのです。これが甘いものが食べたい欲求となります。ガンマオリザノールには脳内のストレス物質の発生を防ぐ働きがあるため、高脂肪な食事の依存緩和が期待できます。
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