現代人はとかく浅い呼吸になりがち。しかし、生きるために必要不可欠なのが酸素です。浅い呼吸で酸素の量が足りなくなってしまうと、十分に体に行き渡らずに、肩こりや頭痛、めまい、疲れやすいなどさまざまな体の不調が出てきます。そこで、深い呼吸のための呼吸筋ストレッチ体操を紹介しましょう。



呼吸筋ストレッチ体操は1セット5回


浅い呼吸を矯正するのであれば、深い呼吸を妨げている要因を取り除くことから始めましょう。ふだんから呼吸が浅かったり姿勢が悪かったりする人は、呼吸筋が日常的に硬くなっている可能性が高くなります。


それを改善するのが呼吸筋ストレッチ体操。日本呼吸器学会が推奨している呼吸筋のストレッチ法です。やり方はまず、頭の後ろで両手を組みます。このままゆっくり息を吸ってください。


そして、両手を組んで頭上に上げて背伸びしながら息を吐いていきます。このときに、首を前に出して、腕を後ろにずらしながら、息を吐き切るのです。1セット5回を1日3セットやれば呼吸筋が鍛えられるでしょう。


呼吸筋を鍛えながらよい食材を摂る


浅い呼吸の改善には呼吸筋を鍛えながら、呼吸によい食材を摂ることも大切です。肺の粘膜の防御をしている物質があります。1つはグルタミンというアミノ酸と、もう1つがビタミンAから成り立っているのです。


グルタミンはアミノ酸なので、肉や魚、卵や大豆などタンパク質をしっかり摂る必要があります。ビタミンAはウナギやあん肝などの多く含まれるもの。これらの食材をしっかり食べるようにしましょう。


また、酸素を全身に運ぶには鉄が必要になります。鉄は牛肉やアサリ、レバーやひじきなどに多く含まれるもの。呼吸筋ストレッチ体操に加えて、こういった食材をしっかり摂ることで、免疫力が高まっていくのです。


【関連リンク】

その気になればすぐ!?内臓脂肪レベルの落とし方

「体幹」と「インナーマッスル」の鍛え方の違い

皮下脂肪を落とすだけで腹筋を割る方法とは?

体脂肪率の理想は腹筋が割れる「10%以下」

ぽっこりお腹を引き締めるインナーマッスル腹筋



情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 呼吸筋ストレッチ体操で呼吸を妨げる要因を排除