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食後にチーズを食べるという習慣は、じつは理にかなっています。チーズには口の中を弱アルカリ性よりにする効果があるからです。また、チーズに含まれるうま味成分は唾液の分泌を促進します。口の中の抗菌効果を高めるだけでなく、ドライマウス予防にも効果を発揮するのです。
pHとは酸性かアルカリ性かの度合いを示す指標。唾液専用の試験紙では、黄色に近いと弱酸性、紫に近いと弱アルカリ性になります。そこで、チーズを食べる前とあとで、口の中のpHを測ってみましょう。
チーズを食べたあとの試験紙を食べる前のものと比べると、口の中は弱アルカリ性よりになったことがわかります。口の中が弱アルカリ性になると、虫歯などが再石灰化して歯にはよい状態なのです。
じつは、チーズには口の中を弱アルカリ性にする働きがあります。口の中が弱アルカリ性になると細菌が付着しにくくなるのです。このため、食後のチーズには虫歯の予防効果があります。
さらに、うま味成分が含まれたチーズを食べることにより唾液が出やすくなり、口の中の抗菌効果が高まります。ドライマウスの予防効果もバッチリ。このため、チーズは食事の最後に食べるのがおすすめです。
ドライマウス予防には口笛も効果的です。口笛を吹くと、口のまわりの筋肉である口輪筋を鍛えることができます。口輪筋を鍛えることで、その周辺にある唾液腺を刺激して、唾液が出やすい状態になるのです。
また、無意識の状態でも自然と口が閉じるようになり、口の中の乾燥を防ぐことにもつながります。口笛が苦手な人は、口をすぼめて前に突き出すだけでもOK。口輪筋が鍛えられてドライマウスを予防できます。
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