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いまスポーツ選手のパフォーマンス向上に腸内環境が注目されています。アスリートのパフォーマンスと腸内環境とは密接な関係があることがわかったきたからです。トレーニングの一環として、腸の中の筋を鍛える腸内環境の改善に取り組むアスリートがいま増えています。
2016年1月、あるスポーツ選手が引退会見で驚きの発表を行いました。元サッカー日本代表の鈴木啓太さんです。オシムジャパン時代には唯一、全試合に先発出場して日本を勝利に導いてきました。
鈴木啓太さんは引退後の活動について「選手のパフォーマンスをサポートすること、コンディションを整えることに、1つのプロジェクトとして力を注いでいきたい」と発表。腸内フローラ解析の事業を立ち上げたのです。
そんな鈴木啓太さんは「今後のスポーツ界で新たに重要になってくることは、腸の中の菌を鍛えることだと思っています」と話します。じつはアスリートのパフォーマンスと腸内環境とは、密接な関係があるというのです。
まず大前提として、アスリートはコンディションを崩すと本来のパフォーマンスを出せなくなるもの。そのためには腸内環境はとても大切です。
さらに腸内環境をよくすれば、ほかにもさまざまな恩恵が受けられることが最新の研究でわかってきています。近年、アイルランドのコーク大学の研究チームが、ある驚くべき発表をしました。
世界的なラグビーチームに所属する選手と一般人の腸内細菌を比較したところ、ラグビー選手は一般人のおよそ2倍もの種類の腸内細菌を持っていたのです。トップアスリートは一般人と比べて腸内環境が非常によい状態なのでした。
さらに興味深いのが、トップアスリートに多く見られた腸内細菌の中に、炎症を抑える機能を持つ細菌が多く見つかったことです。この腸内環境が筋肉の疲労回復などにつながると考えられます。
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