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40歳以上の50名に実施した「どんな長引く痛みに悩んでいるか」のアンケートでとくに多かったのが「朝起きたときの腰痛」です。布団から起き上がるときに痛みが出たり、椅子から立ち上がるときも痛みが出たりします。そんな腰痛を改善する椅子に座ってできるカンタン体操を紹介しましょう。
朝起きたときの腰痛は、しばらくすると痛みが治まるのが特徴です。動きはじめが痛くて、しばらくすると痛みが改善するというのは典型的な腰痛の症状といえます。こうした朝起きたときの腰痛のほとんどは、加齢が原因です。
というのも、加齢とともに背骨の骨と椎間板が変形してくるもの。それと同時に、まわりの筋肉も衰えてきます。多くの人は40歳を過ぎると、筋肉の量が減り始めてしまうのです。
骨の関節の変形に加えて筋肉が痩せることで、全体的にどうしても硬くなってしまいます。さらに、腰の痛みを気にしすぎて動かさないことで、余計に関節や筋肉が固くなって、腰痛が悪化してしまうことがあるのです。
こうした加齢による腰痛を改善するカンタン体操を紹介しましょう。まず椅子に足を肩幅よりちょっと広めに開いて座ります。そして、上半身をゆっくり前に倒しながら腰をひねるようにして、左の足首を右手でつかむのです。
つかんだらゆっくと元の体勢に戻り、今度は逆に捻るようにして右を足首を左で手でつかみます。これを左右3回ずつ行ってください。これを朝晩に行うと、関節や筋肉がやわらかくなり、腰痛の改善につながります。
さらに、ウォーキングやサイクリング、水中ウォーキングなどゆっくりとした全身運動を行うことも大切。3か月ほど継続して鍛えれば、筋肉がついて腰痛改善が期待できます。
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