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肌などの外見だけでなく、声も老けるのをご存じですか? 年齢を重ねると、女性はだんだん低い声になります。低くかすれたおじさん声になっていくのです。平均的な女性の声の高さは240ヘルツ。それが50歳ごろになると平均200ヘルツ以下の低い声になってしまうのです。
30~60代の女性500人に聞いたアンケートによると、年齢より老けて感じる声のイメージで多かったのは「かすれた声」と「低い声」でした。かすれた声と答えた人が226人、低い声と答えた人が172人という結果です。
そもそも声はどうやって出ているのでしょう? 声は声帯が震えて音が出ています。声帯はのどぼとけの中にあるもの。実際にカメラで見てみると、左右に開いている声帯は発生時は閉じています。
じつはこのとき、声帯の表面は細かく震えているのです。特殊なカメラで見てみると、声帯が小さく開いたり閉じたりを繰り返している様子がわかります。声帯は肺から送り出された空気で震えているわけです。この声帯の振動音がのどや口などで調整されて声になって聞こえています。
しかし、この声帯が加齢とともに変化して声老けにつながるのです。それでは、加齢によって声はどれくらい変わるのでしょう? 50歳ころまでの女性の平均的な声の高さは、240ヘルツといわれています。
これは声帯が1秒間に240回震えているということです。声の高さは声帯の震える回数で決まります。振動数が多いと高い声に、振動数が少ないと低い声になるのです。
ここで低い声に悩んでいる56歳の女性の声を測定してみると、声の高さは140ヘルツしかありません。男性の声が平均で100~120ヘルツといわれていますから、それに近い声です。声の高さには個人差がありますが、女性は50歳ごろになると平均200ヘルツ以下の低い声になるといわれています。
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