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食事量を減らしてもなぜか増えるのがお腹の肉です。その理由は、加齢に伴って基礎代謝が低下して若いころより消費カロリーが抑えられているため。年をとると全身の筋肉が衰えて運動もしなくなるので、消費しきれないエネルギーがいつも間にか脂肪となって蓄積します。それがお腹の肉です。
お腹の肉の原因は、昔より余剰エネルギーが出やすい体質に変わってしまっていることにあります。これこそが、気づいたらお腹に肉がついていた…という現象がおきる理由です。
とはいえ、ここで過度な食事制限などをすると、脂肪よりも先に筋肉が減ってしまいます。これは飢餓状態になったからだが生き残るための手段として、エネルギー消費量の多い筋肉から減らそうとするためです。
こうなると、加齢で低下した基礎代謝がさらに下落。エネルギーを消費しにくい体質へと変わってしまいます。こうして、少しの食事でも脂肪が付きやすい、太りやすい体になってしまうのです。
ところで、余剰エネルギーはなぜお腹の肉として蓄積されるのでしょう? これにはいくつかの要因があります。まずは、体の重心に近いため蓄積しても安定することです。
また、お腹は腕や足などと比べてあまり動かない部分ということもあります。また、お腹は肋骨などさえぎるものがないこともお肉が溜まりやすい要因。サイズもそこそこあるので、蓄積しやすい面もあります。
そのうえ、お腹の中は空洞のためストックしやすい場所。しかも、お腹に肉を付けるのは、衰えた筋肉の代わりに内臓を守る役目も果たします。こうして、余剰エネルギーは生存能力に影響が少ないお腹の肉として蓄えられるのでした。
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