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よく血圧の基準値は厳しすぎるという指摘があります。たしかに、各国の血圧の基準値よりは厳しめなのは確かですが、だからといって血圧の基準値を気にしない理由にはなりません。血圧が基準値より上がらないよう注意しましょう。ただし、基準値を気にするあまり血圧の下げすぎも危険なのです。
血圧の基準値は上が129mmHg、下が84mmHgと決められています。この血圧の基準値というのは、それより上がってしまうと脳卒中や心筋梗塞の発症リスクや死亡リスクが上がるという数値。血圧の基準値はしっかり気にしなければなりません。
血圧が基準値を上回る原因の多くは塩分の過剰摂取です。血管には無数の小さな穴が開いていて、その穴を通して血管と細胞の間で水分が行き来しています。その水分量をコントロールしているのが塩分です。
塩分は水分を引き寄せるため、血液中に適量の塩分があれば血液中の水分量も適量になります。しかし、血液中の塩分が多すぎると引き寄せられる水分の量も増加して、結果的に血液の量も増加。血管にかかる圧力が高くなってしまうのです。
ただし、基準値を気にすぎるあまり、血圧が基準値を下回ることには注意が必要です。とくにお年寄りで血圧を下げすぎると、起立性低血圧となってしまいます。起立性低血圧はお年寄りの骨折の一番の原因です。
お年寄りは和室で寝ていることが多いもの。これで夜中のトイレにおきるとなると、頭の高さが150㎝くらいも変わってしまうことになります。すると急に血圧が下がってめまいがして、場合によっては意識を失って転んでしまうのです。
起立性低血圧を予防するためにも、寝ているときの血圧と起き上がったときの血圧を測定しておくとよいでしょう。起き上がったときの血圧が20mmHgくらい低い場合には、起立性低血圧と考えられます。
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