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初動負荷トレーニングは、小山裕史氏が初動負荷理論として提唱したのが始まり。初動負荷トレーニングは大リーグで活躍するイチロー選手が取り入れていたことで、広く知られるようになりました。初動負荷トレーニングは、いわゆるプライオメトリクスの一種にあたります。
初動負荷トレーニングのトレーニング動作は、非常に軽い負荷を使って行うもの。動作の切り返しの瞬間にだけすばやい力を発揮するようにします。切り返しの瞬間以外は、筋肉を完全に脱力するのが特徴です。
切り返し動作を強調した初動負荷トレーニングは、いわゆるプライオメトリクスというトレーニングメソッドの一種にあたります。プライオメトリクスは「増大・増加」という意味のギリシャ語が由来です。
プライオメトリクスは、伸長させる力を加えて筋肉を一度引き伸ばしておいてから、次の瞬間に急速な収縮をさせることで爆発的なパワーを出すことを狙ったトレーニング方法になります。
台から飛び降りた下向きの力を切り返すことで、通常より高く飛び上がる「デプスジャンプ」が代表的なトレーニング。初動負荷トレーニングもプライメトリクスの動きの特徴である切り返しを重視します。
初動負荷トレーニングはとくに、力んでしまって手打ちや手投げになる人に有効なメソッド。ウェイトトレーニングなどで力を付けたはよいものの、スポーツ動作で腕や肩に力が入りがちになる人に向いています。
また、初動負荷トレーニングでは動作の切り返しを、関節の可動域の目一杯のところで行うことも特徴。このため、初動負荷トレーニングは筋肉の柔軟性を高めて関節可動域を広げる効果が高いのです。
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