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足が速くなる方法とは「筋肉量を増やすこと」です。筋肉量を増やせばそのぶん体重も増えますが、体重あたりの筋肉量は増加。この体重あたりの筋肉量が走行速度を左右するからです。ドーピングで筋肉増強剤が使われた事実も、足が速くなる方法が筋肉量を増やすことであることを証明しています。
筋肉量を増やすとそれだけ体重が増えるもの。体重が重くなると、それだけ体重を移動させるのが大変になります。原理としては、重いリュックを背負って走るとスピードが足が遅くなるのと同じ。足が速くなる方法が「筋肉量を増やすこと」といわれてもピンと来ない人も多いでしょう。
ところが、持久力の要素を考慮せずに瞬発的に発揮できる移動速度だけで勝負するのが短距離走のトップ選手は、とても発達した筋肉を持っているもの。短距離走では筋肉量はマイナス要素よりプラス要素が上回ります。
ここで筋肉の太さは力、長さは速度、体積はパワーに比例するもの。体積と重さは比例するので、筋肉の重さは発揮できるパワーに比例することになります。体重あたりの筋肉量が大きくなるほど走行速度が上がるわけです。
一方で筋肉が大きくなればそのぶん体重も増えますが、筋肉も体重の一部。だいたい体重の40%にあたります。このため、トレーニングで筋肉を増やせば体重あたりの筋肉量も増加。つまり、筋肉をつけるほど走行速度が上がるのです。
すなわち、体重と筋肉量の要素から考えると、足が速くなる方法は筋肉量を増やすこと。筋肉を増やすことで足は速くなります。
実際、ドーピングが発覚してオリンピック金メダルを剥奪されたベン・ジョンソンは、筋肉を大きくする作用のあるステロイドに手を染めていました。足が速くなる方法が筋肉量を増やすことであることを、その事実が証明しています。
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