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多くの患者さんの肥満を改善してきた、東京都大田区「しんクリニック」の辛浩基医師。辛医師は、通常の治療に加えて簡単にできる四股踏みを指導しています。インナーマッスルを鍛えることで、脂肪を効果的に落としてるのです。
そんな辛医師もかつては肥満体型でした。診療所で仕事をしているとどうしても動かないため、体重が80㎏オーバーということもあったといいます。それが食生活の改善と四股踏みで、2か月で5㎏も体重を減らすことができました。
四股踏みでインナーマッスルを鍛えるポイントは、なるべくゆっくり行うこと。体の中でもっとも大きな筋肉である太ももも、しっかり鍛えられます。しかも、四股踏みは片足ずつ行うことにもポイントがあるのです。
片足でバランスをとることで、ふだんあまり使わない骨盤まわりのインナーマッスルが鍛えられます。加えて股関節が柔軟になることで血流やリンパの流れが改善。代謝がアップするため、より効果的に脂肪を落とすことができるのです。
実際に四股踏みでインナーマッスルを鍛える方法を紹介しましょう。まず足を肩幅より広めに開いたら、両手をひざの上においてしっかり腰を落とします。そして体全体を左に傾けたら、右足を蹴り上げずにそのまま上げるのです。
四股踏みでは足を無理に高く上げる必要はありません。インナーマッスルを鍛える効果は、足を引き上げるときがもっとも重要。ゆっくり右足を戻したら、今度は右に体を傾けて、やじろべえのようにすっと左足を上げてください。朝晩30回ずつ行うと効果的でしょう。