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もともとウォーキングは、全身の筋肉をバランスよく鍛えるのには最適な運動。息切れしない程度のウォーキングは、有酸素運動として脂肪燃焼に効果があることが知られています。
また、ウォーキングは運動効果だけでなく、認知症の改善にも効果がることはさまざまな研究で実証されています。しかし、ウォーキングがなぜ認知症に効果があるのかはわかっていませんでした。
そこで、ハーバード大学ではウォーキングの効果をマウスで検証。その結果、頭が良くなる方法としてウォーキングが効果的であることがわかったのです。そこには、筋肉から分泌される「イリシン」が深く関わっています。
ウォーキングのような持続的な運動によって筋肉から分泌されるイリシンは、脳に入ると「BDNF」という「神経栄養因子」を分泌。脳を守ったり成長させるような「活性化」を促すことがわかったのです。
そして、マウスのイリシンは人間ものとまったく同じ構造。このため、人間もウォーキングのような持続的な運動をすることで、学習と記憶に関わる脳機能が活性化すると考えられるのです。
ウォーキングに限らず体を活発に動かして運動することは、マウスの脳の機能を高めることが証明されています。頭が良くなる方法として、ウォーキングが効果的なのは間違いないようです。