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タンパク質が筋肉の材料となるのはよく知られています。このため、筋トレの食事メニューとして牛肉・豚肉・鶏肉のほか、卵や牛乳、ツナ、アジやイワシなどの食材がよく挙げられます。
ただし、タンパク質ばかりを補給しても体の中で有効利用できないと意味がありません。というのもタンパク質は、速やかにエネルギーに変換される糖質に比べると、筋肉にするには手間がかかる栄養素なのです。
食事で摂ったタンパク質は一度、最小単位のアミノ酸に分解。分解されたアミノ酸は血液によって運ばれて別のアミノ酸に組み替えられ、しかるべき場所で再びタンパク質として合成されるのです。
このタンパク質の分解のプロセスで不可欠なのが、ビタミンB6という補酵素。さらにビタミンB6は、アミノ酸から別のアミノ酸に組み替えられるプロセスにも関わっているのです。
ビタミンB6は肉や魚、卵などのタンパク質食材にも含まれています。しかし、緑黄色野菜にも豊富に含まれています。代表的な食材は、赤・黄・緑の各種ピーマンやかぼちゃ、シシトウ、アサツキなどです。
筋トレの食事メニューでは、摂取したタンパク質を有効利用するためにも、緑黄色野菜をとることが大切ということ。小鉢や付け合せ、薬味などとして、筋トレの食事メニューに上手に取り込むことを忘れてはいけません。