ブルガリアン・スクワットはベンチなどの台に後ろ足を乗せて、おもに前足だけで行うスクワットのやり方。元はブルガリアのオリンピックチームが行っていたことからこの名前が付きました。このブルガリアン・スクワットは、じつに実戦向きの筋トレなのです。



ブルガリアン・スクワットが使う筋肉


ブルガリアン・スクワットは簡単に言えば、おもに前足だけで行う片足スクワットです。両足を片足に変えることで、床を蹴る方向が少し変わるため、負荷強度が変わるだけでなく、使う筋肉も少し変わってきます。


通常の両足スクワットは、お尻の筋肉である大殿筋のなかでも、おもに下のほうの部分を使うもの。ほぼ片足で行うブルガリアン・スクワットでは、大殿筋のおもに外側の部分を使います。


ここで大殿筋の外側とは、走る動作だけでなく、打ったり投げたりという実動作のほとんどで使用される部分。片足ずつ地面を蹴る動作をベースに行われています。


ブルガリアン・スクワットジャンプ


このため、スポーツ選手が下半身の筋力強化として筋トレを行うときに、通常の両足スクワットだけ行っていては実戦向きとはいえません。競技特性に合わせて、ブルガリアン・スクワットを取り入れるのが正解です。


その意味でスポーツのための筋トレとしては、ブルガリアン・スクワットのような片足で行うメニューが効果的。片足ずつ足を前に踏み出して行う、ランジなどがおすすめです。


また、ブルガリアン・スクワットの負荷をさらに高めた、ブルガリアン・スクワットジャンプという方法もあります。これはジャンプしながら行うブルガリアン・スクワットです。


情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 ブルガリアン・スクワットは実戦向きの筋トレ