足のむくみの原因は押すと聞こえるブシュー音にあります。じつはこの音、足の静脈にある逆流を防ぐ弁が壊れているときに聞こえる音。実際にはエコーを当てながらでないと聞くことはできません。すなわち、足のむくみの原因は、足の静脈の弁が壊れていることにあるのでした。



足のむくみの原因はブシュー音


まず集まってもらったのは、足のだるさやむくみ、疲れや足がつるといった自覚症状のある人20名。足のむくみの原因を見つけるべく、それぞれの足にエコー(超音波装置)を当てて検査します。


エコーで拾う音は足の血流の音です。ふくらはぎを押したときに血液が上昇して音が聞こえて、手を離すと血液が止まって音が消えます。これが正常の人の場合です。


ところが、正常でない場合はふくらはぎを押したときに音がするのは同じですが、手を離したときに「ブシュー」という音がします。これが20人中12人に見つかりました。この音こそが足のむくみの原因なのです。


足のむくみの原因は静脈の弁


足の血管には動脈と静脈があります。動脈は心臓から足の先まで、栄養分を届けてくれる血管です。そして、老廃物を持って帰ってくれるのが静脈になります。このうち静脈は、重力の影響もあって戻るのが容易ではありません。


そこで足の静脈には、上がっていった血液が下に戻ってこないようにするために弁が備わっています。ブシュー音は、この弁が壊れていて血液が逆流する音だったのです。


逆流した血液はふくらはぎに滞留。すると、血液中から水分がまわりの細胞に溜まっていってむくみが発生します。つまり、足のむくみの原因は足の静脈の弁が壊れていることにあったのです。


情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 足のむくみの原因は押すと聞こえるブシュー音