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ドローインはインナーマッスルを鍛えるのに効果的なエクササイズです。ドローインにはバランスボールやゴムチューブなどの器具は不要。自分のベッドの上で簡単にできます。ただし、1つだけドローイン効果をアップするために準備するとよいものがあります。それがフェイスタオルです。
仰向けになって息を大きく吸ってお腹をふくらませたら、ゆっくり息を吐きながらお腹をへこませるのがドローインのやり方です。吐き切ってもさらにお腹をへこませてその状態をキープ。息を止めずに呼吸は自然と続けます。
このドローインの効果をアップする方法が「背中タオル」です。普通のフェイスタイルを、端からクルクルと丸めるだけ。そのタオルを、仰向けになったお腹の下あたりの背中に当ててドローインを行うのです。
ドローインをすると、骨盤はどうしても後傾してしまいます。骨盤下部が前、骨盤上部が後ろに傾いた状態です。この状態は腹横筋を使うという視点では好ましいのですが、後傾になりすぎると腰痛などの原因になります。
というのも、背骨は全体的にはS字カーブを描いており、お腹の部分ではやや反った状態です。骨盤が後傾になりすぎると、この自然な背骨の反りも失われてしまうことになって、体への負担となってしまいます。
そこで、お腹の下にあたる背中の反った部分に丸めたタオルを当てるのです。背中の自然な反りを維持しながら、骨盤をほどよい後傾にすることができるので、ドローイン効果が高まってインナーマッスルがよく鍛えられます。
背中タオルは仰向けでのドローインをしやすくするだけではありません。骨盤の動きがよりわかりやすくなるので、ドローインの微調整ができるようになります。タオルがないときは、左右どちらかの手を背中に当ててもOKです。
ドローインでお腹をへこませたまま呼吸するときは、息を吐くときにさらにお腹をへこますように意識するのもコツ。このとき、肛門を締めるイメージでお尻に力を入れるとドローイン効果がアップするのです。
さらに、ただお腹をへこませるのではなく「丹田」を意識するとドローイン効果が高まります。丹田はへその7cm下にある、気が集まるとされている場所。丹田に向かって腹圧をかけるようお腹をへこますとよいでしょう。
余裕が出てきたら、お腹をへこませながら床をひじで押すのもオススメ。これで腹筋だけでなく、背筋も鍛えることもできるのです。
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