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2016年も大いに盛り上がったスニーカー関連の話題。スタン・スミスやオールドスクール、エアフォースワンなど、定番モデルが依然根強い人気を誇る一方、YEEZYをはじめとした数量に限りのある人気モデルは転売や詐欺、偽物など、様々な問題も巻き起こしました。
当サイトでは2016年に新たにリリースされたスニーカーの中から、現在の流行に繋がる印象深いアイテム、リリース時の話題性、ファッションにおける合わせやすさなどを考慮し、独断と偏見で30足をピックアップ。今年を振り返るとともに、今現在、新しいスニーカーをお探しの方もご参考に。
アディダス・オリジナルスとカニエ・ウエストの協業によって生み出される、世界的人気を誇るスニーカーシリーズ「YEEZY」は2016年もリリースが相次ぎました。サイドジップ&ハイカット仕様の「750」はパンツインはもちろん、ショートパンツとの相性も抜群。プレミアムなグレースウェードレザーに反発性に優れたガムソールを採用したこちらのモデルのほか、ブラック、ブラウンのカラーリングもあり。
抽選販売により限られた人しか入手できず、定価¥48,600に対し現在は倍~3倍の価格で流通しています。
2015年の発売後、全世界でプレミア価格で取引されていた「YEEZY BOOST350」にサイドラインの施された「V2」が登場。
グレー系の複数のカラーリングが施されたアッパーに、オレンジ色のサイドラインが目を惹く配色で、「SPLY-350」の文字もプリント。シャープながらソールにかけてややボリューム感のあるシルエット、既存のスニーカーの常識を覆すほどの履き心地で、瞬く間にYEEZYを代表する人気モデルに。
2016年9月に発売され、現在でも販売価格 30,240円(税込)に対し約3倍の価格で取引されています。
1996年に発売された独創的なバスケットボールシューズの復刻版としてリリースされた「Air MORE UP TEMPO(エア モア アップテンポ)」。サイドに施されたインパクト抜群の「AIR」の3文字がアクセントになり、ボリュームのあるシルエットも相まってスキニー系デニムやスウェット、ジョガーなどとコーディネートする人が続出。
現在は複数のカラーリングがリリースされており、現在のNIKEスニーカーを代表する人気作になっています。
アディダス スタンスミスに代表される、合わせやすくて失敗の少ない「テニスシューズ」。Reebokからは2016年2月、1985年にテニス専用のコートシューズとして誕生した「CLUB C (クラブC)」が復刻され話題に。ややレトロな配色や合わせやすいフォルムが幅広い層に支持されました。
現在でも数多くのショップやブランドとコラボし限定モデルがリリース中。
2016年知名度を拡大したロシア発の話題のストリートブランド・Gosha Rubchinskiy(ゴーシャ ラブチンスキー)とリーボックがコラボレーション。
スニーカーのベースはReebokのクラシック・フェーズワン・プロ。かかと部分のロシア語の刺しゅうがレトロな味わいを醸し出し、オレンジの効果的な配色もバランスのいい一足。これ以外のカラーリングやハイカットモデルもあり。定価¥20,412(税込)とコラボレーションモデルにしては価格の安さも魅力。
気に入っている人が多いのか、オークションなどでの流通量は少なめ。
「Alien Stomper(エイリアン スタンパー)」は1986年に劇場公開された映画「エイリアン2」で主人公が履いていたスニーカーを最新のテクノロジーで復刻し、大いに話題になったもの。写真のハイカットは426足、ミッドカットは1986足で限定発売され、ハイカットタイプは定価を大きく上回る価格で取引されることに(定価:¥27,000(ハイカット) ¥20,520円(ミッドカット))。
現在はよりコーディネートしやすいネイビーカラーのタイプが一般販売中。
旧グルジア出身のデザイナー、デムナ・ヴァザリアが手掛けるVETEMENTS(ヴェトモン)とリーボックがコラボレーションし話題となった、ポンプシステムを使ったミニマルなデザインのシューズPump Supremeの別注カラー。通販サイトSSENSE(エスセンス)限定で展開され、オールブラックのボディにホワイト、イエロー、レッドのカラーアクセントが非常にクールな一足。
定価は¥43,000(税抜)とリーボックのスニーカーとしては非常に高額。
ASICS TIGER(アシックスタイガー)の軽量ランニングシューズ「GEL-LYTE V(ゲルライトファイブ)」をベースとしたLA発のスニーカーショップUNDEFEATED(アンディフィーテッド)の別注モデル。
第一次世界大戦下に艦船に用いられたダズル・カモフラージュ(幻惑迷彩)をシューズに施し、複雑なパターンがインパクトある作り。一方でシューズ内部とシューレース先端にはオレンジ色を配置したデザイン性に溢れる一足。定価は18,500円。
リフレクター素材やメッシュのアッパーが目を惹く、豪華コラボレーションモデル。足を快適な状態に保つDRI-FIT素材や踵のロゴテープなど、両者のコラボレーションらしいディティールが詰まった一足。
現在は定価(19,940円)の約倍の価格で取引されています。
2000年登場のNIKEの軽量シューズ「エア プレスト」がその洗練されたデザインはそのままに、フィット感が高く柔らかなオリジナルのフライニット素材になってリリース。まさに「スニーカーとソックスの間のような」絶妙な履き心地がクセになる一着で、ファッション通以外からも支持を受ける人気作に。
発売当初は¥19,440だったものの、定価が¥11,664(税込)に改定され、さらに自分の好きなカラーリングにデザインできる「NIKE ID」に対応した事も後押しし、2016年最もメジャーになったスニーカーのひとつと言えるでしょう。
2015年から16年にかけて、スニーカーの勢力図を一気に変えたといっても過言ではないのが「NMD(エヌエムディー)」。
最先端のブーストソール、プライムニットテクノロジーが融合し、アディダス史上最も成功したと言えるモデルのひとつ。
「CS1」は衝撃吸収性と反発力を兼ね備え、靴下のようなデザインは見た目だけでなく、履き心地も靴を履いているのを忘れてしまうほど。
こちらのストライプ柄は流通量も少なく、価格も高騰。
90年代のランニングテクノロジーにインスピレーションを受けた先進的なデザインのフットウエア「Tubular(チュブラー)」から、大胆なミッドカットデザインと履き口のソックスディティールが秀逸な一足。
進化を遂げたネオプレーン素材のスリーストライプスとヒールケージ、リフレクティブ素材のプライムニット、斬新なデザインのアウトソールと、前足部とヒールに配置されたプライムニットが、シューズのダイナミックなデザインを包み込む。
定価はアディダスのスニーカーの中では高めの、¥25,164。
ランシュー感が強い既存のadidas Originals TUBULAR(アディダス オリジナル チュブラー)にしなやかなスエード素材と半透明なアウトソール、ボリューム感のあるフォルムを組み合わせたTUBULAR INSTINCT(チュブラー インスティンクト)のブラック×ホワイトモデル。
定価は¥21,589(税込)とスニーカーとしてはまずまず。より低価格でも入手できるTUBULAR INSTINCT(チュブラー インスティンクト)ですが、こちらのモデルは価格が高騰気味。
「Happy」の大ヒットで日本でも一躍有名となったアメリカの音楽プロデューサー、ファレル・ウィリアムスとアディダスが新たなコラボスニーカーを発表。
“HUMAN RACE(人種)”と銘打ち、アディダスの人気モデル「NMD R1」 を大胆なプリントとカラーリングでデザイン。
靴ひもを通す場所を自由にアレンジ出来るなど、そのオリジナリティでも大きな話題に。価格¥28,000(税抜)と高額ながら瞬く間に完売し、イエローを皮切りにレッド、ブルー、ブラック、グリーンなど様々なカラーリングが展開。2016年最もプレミア価格がついたスニーカーのひとつ。
GIVENCHY(ジバンシイ)のデザイナーとして世界的に人気のイタリア人ファッションデザイナーRiccardo Tisci(リカルド・ティッシ)とNIKEがコラボレーションを行ったスニーカー第2弾。
前回はロー、ミドル、ハイカットがリリースされていたものの、2016年はブラック×ホワイトのシンプルなこの一足のみ。
インパクトあるハイカットがスタイリングの主役級になるアイテムです。
アディダスの伝統的なスニーカーデザインを踏襲しつつ、ニットのアッパーでモダンに仕上げたY-3(ワイスリー)のランニングシューズ。
新素材boost™高性能アウトソールを採用し、定評のある履き心地。NMDと同様、足形に合わせて柔らかく膨らむフォルムも秀逸。ブラック×ホワイトもあるものの、グレートーンが加わったこちらのカラーが人気を博しました。定価は¥ 44,280。
『Special Field Air Force 1(スペシャル フィールド エアフォースワン)』と名付けられたこのモデルは、Air Force 1ならではのフォルムはそのままに、ハイカットのブーツタイプにアレンジ。
アッパー部分には軍用基準としても有名なバリスティックナイロンとフルグレインレザーを組み合わせ、人気のミリタリー要素をスニーカーに落とし込んだデザイン。隠しポケットや持ち運びできる専用のキャリーバッグも付属する遊び心も人気を呼び、2016年11月の発売後瞬く間に人気モデルに。
バッグ付きで¥25,920のため、ちょっとしたお得感も。
9月に発売されたのはオールスター、ジャックパーセル、ベイビー&チャイルド向けの4種類からなるコンバースのベーシックなスニーカーシリーズ。特筆すべきはそのデザインはもちろん、これまで「硬い履き心地」が特徴的だったコンバースが、高機能カップインソールシステム「REACT」を搭載し、非常に柔らかな履き心地になっている点(一部モデルのみ)。
ライニングとインソールには抗菌防臭効果のあるポリジン加工を採用し、100回洗濯しても抗菌・防臭効果が持続する機能付き。
オールスター BKPLUS R HI/OX(ハイカット&ローカット) 7,000円※
チャイルド オールスター N BKPLUS Z HI 4,700円
ベイビー オールスター N BKPLUS Z 4,500円
ジャックパーセル BKPLUS 7,500円
スエード オールスター BKPLUS R HI/OX(ハイカット&ローカット) 10,000円※
プロレザー BKPLUS SUEDE OX(ハイカット&ローカット) 13,000円
※REACT搭載モデル
ファッション界を超えて世界的な大ニュースになったのが、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場した自動で靴紐を調整するシューズ「Air Mag」の正式リリース。世界89足限定で展開され、1回10ドルの応募により抽選式で入手が可能となりました。
応募で集まった金額は医療系財団に寄付され、文字通り「お金があっても買えない」プレミアムなアイテムに。
なお、400万円近くの値段で転売も行われたようです。