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今回、私は敦賀漁港近くの観光スポット、赤レンガ倉庫内にある「生け簀の甲羅」でカニをほおばることを目指して北陸新幹線に乗り込みました。敦賀駅につくと、駅の観光案内所で様々な観光ルートを無料で案内してくれます。
目的地に着く途中に、「氣比(けひ)神宮」という7柱のご祭神をまつる北陸道の総鎮守があるとのこと。敦賀駅から駿河漁港の辺りを500円の乗り放題バスで回遊できることも教えてもらい、敦賀港近辺をバスで散策しながら店にたどり着きました。
「生け簀の甲羅」に入ると中央の生け簀を取り囲むようにL字型カウンター席が配置されています。本社を敦賀市に構え、敦賀市内や東京・築地、大阪・黒門市場で飲食を4店、カニを筆頭とした新鮮な魚介を敦賀市内やオンライン通販で販売している地元企業「伝食」のお店なのだとか。
物販飲食部の兼松秀和さん(上写真)が出迎えてくれ、ざまざまななカニを生け簀からすくい上げて見せてくれました。
11月以降は福井特産の越前ガニなども入荷し、刺身やしゃぶしゃぶにするカニを自分で生け簀から選んで調理法を注文できます。店内のPOPを見渡すと、はまぐりや真牡蠣などは酒蒸しにもできるようですが、まずは今回のお目当てのカニ!迷わずにお店のいち押しメニュー「かに刺し」3,650円を注文しました。
ツヤが輝くカニ、そのぷりぷりとした身は口に運ぶ前から鮮度の良さが分かるほど。いざ口に含むと、とろけるようなやわらかい身から、ふんわりとふくよかな甘みがあふれ出て、繊細なうまみがぜい沢に広がります。さすが、カニの取扱数が年間500トンという魚屋が直営する飲食店の看板商品です。
カニのおいしさにうなりながら日本酒もすぐに注文。「一本義」「黒龍」「花垣」「越前岬」「梵」など、地元・福井の日本酒が充実しています。他に帆立貝や海老、イカなどを豪快な鉄板焼きで楽しむこともできるようです。ごちそうメニューばかりで目移りします。
海鮮丼だけでも3種あり、具材の数に応じて7種 1,880円、10種 2,280円、12種 2,780円から選ぶことができます。具だくさんのどんぶりはとても美しく盛られているので写真映えし、この日はタイは地のものを使っていました。
たっぷりのカニ身と、カニ味噌入りの甲羅が丸ごと丼に乗せられた「甲羅丼」2,550円も人気だそう。「炙り海鮮丼」1,880円や「本まぐろ丼」2,650円、「本日のお刺身定食」1,780円など新鮮な魚介を使ったお食事メニューはかなり充実しています。チャーハンやうどん、そして福井の郷土料理へしこを使ったお茶漬けなどもあります。
火を通したカニならではのうまさも堪能したくなり、最後にカニの天ぷらも注文。とてもサクッとした衣で、ふんわりとしたカニの身がジュージー。生のカニとはまた違う甘やかな濃厚なうまみは、これまた日本酒によく合います。「トロ鯖」800円、「高級のどぐろ一夜干し」1,850円などの干物などもお酒が進みそうです。
お店からは観光スポット「旧敦賀港駅舎(敦賀鉄道資料館)」、「人道の港 敦賀ムゼウム」、「金崎宮」、敦賀港イルミネーション「ミライエ」(11~12月)などが徒歩圏内で、敦賀港から眺める穏やかな海に癒されながら、土地の歴史や文化に触れることができました。
海遊バスの時間と場所をチェックすれば、1日でたくさんの観光スポットを巡れます。北陸新幹線に乗車したら、敦賀駅で出かけてみては?
「海鮮Dining 生け簀の甲羅」
所在地:福井県敦賀市金ケ崎町4
営業時間:【昼の部】11:00~15:00(LO 14:30)
※カニシーズン <11月~3月> 金/土のみ【夜の部】18:00~21:00(LO 20:00) を営業
定休日:水曜日(赤レンガ倉庫の定休日に準じる)
アクセス:JR敦賀駅3番乗り場より「ぐるっと敦賀周遊バス」で赤レンガ倉庫まで約18分
北陸自動車道の敦賀インターチェンジが最寄I.C
敦賀インターから赤レンガ倉庫までは約10分