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(MCの恵俊彰の「結婚相手についての質問もありましたけど?」という質問に)「やっぱり皆さん、そういうところが聞きたい、でもやっぱり聞き方にすごく気を遣って皆さん…大谷さんに嫌われたくないんだなって。恐る恐る聞いている感じがありましたね」
たしかに、
──家庭を持つタイミングは?
大谷選手:タイミングですか? タイミングは考えていないですね。よきタイミングでというか。そうなるようにしかならないものだと思っているので。
──もう少し先ですか?大谷選手:そうですね。今のところはまだまだ先なんじゃないかなと思います。
……みたいな、
じゃあ、「結婚」について、どなたかが一ジャーナリストとして大谷選手に嫌われるのを覚悟で、より突っ込んだ質問をしたほうがよかったのか?
冒頭の江藤アナのコメントを受け、ネット上には
「大谷選手は芸能人じゃないから、そんな質問しなくていいです」
「プライベートより、野球の話が聞きたい」
「このご時世に、結婚相手の話を聞くのはセクハラなのでは? 相手が女性アスリートだったら炎上してますよ」
……などの批判の声が多く寄せられている様子である。まさにどれもおっしゃるとおり、理屈としては正当なものばかり……だと思う。が、これらの“正論”の是非を語る以前に、江藤アナがサラッと断言していた「やっぱり皆さん、そういうところが聞きたい」というくだりに、私はむしろ疑問を抱いてしまう。いくら大谷選手とはいえど、1ミリの面識もないヒトの色恋沙汰なんて、本当に「皆さん」は知りたがっているのか、と。
少なくとも私はそこらへんに関してはどうだっていい。仮に、私が“異性”として容姿的にタイプであるアスリートの石川佳純であっても、恋人ができようが結婚しようが、やはりどうだっていい。当たり前の話、私は佳純チャンとLINEでつながっているわけでもないし、カフェで一緒にお茶すら飲んだこともない……つまり、口説ける立場にはないからだ。だったら、まだガールズバーで指名した◯◯チャンの男関係のほうが断然興味がある。誰がなんと言おうと、私はそういう人間なのである。
そんな、どうせ軽くスルーされて
(「子どもに一言メッセージを」という質問に)「プレーする側として夢を与えようと、元気を与えようとは全く考えていないので、そう受け取ってもらえればうれしいかなと思って毎日頑張っていますし、(中略)野球をやっている子は特に上手い選手を目標に頑張ると思うので。僕自身もそれに値するような、目指されても問題ないような人間として今後も頑張っていきたいと思いますし、そうなるように子どもたちのことも応戦しています」
う〜ん……謙虚さと冷静さと知性に満ちた、素晴らしい名言ではないか!