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『DAME』の増刊誌で「働く“堅実女子”のためのリアル応援サイト」をコンセプトとする『Suits WOMAN』のネット版が、メンズ/ヒゲ脱毛の総合サイト『ツルオ』が20〜59歳の女性300人を対象に実施した「ヒゲの似合う芸能人」のランキング結果を紹介していた。とりあえず、そのベスト10は以下のとおりであった。
1位:竹野内豊
2位:山田孝之
3位:オダギリジョー
4位:長瀬智也
5位:阿部寛
6位:平井堅
7位:斎藤工
8位:小栗旬
9位:ジョニー・デップ
10位:大谷亮平・玉木宏
なるほど、9位にいきなり海を越えてのジョニデがランクインしていたのは少々面を食らってしまったものの、おおよそはゴメス的にも異論はない、ある意味「予想を裏切らない」真っ当なラインナップだと思う。そして、“ベスト3”に並ぶ錚々たる面々を見てみると……彼らそれぞれのヒゲタイプが、わかりやすく3つに分類できるという事実に気づくことができる。
まず竹野内豊は「パキッときっちり整えたTHE ヒゲ」タイプ。「剃る部分は剃る、残す部分は残す!」と、完璧なお手入れを施し、ヒゲが生えている部分と生えていない部分のディテールが白黒はっきりとしているタイプである。とにかくヒゲの存在感が圧倒的なため、当然のことソレに負けない、お好みソースよろしくの濃厚かつ、端正な顔立ちがマストとなってくる。
次の山田孝之は「ヒゲが濃すぎて剃っても剃ってもつるんとならないゴマ塩」タイプ。外国人には(イケメンと言えども)案外多いタイプだったりするんだが、日本男児にはけっこうキツい、お金と根気さえあれば美容外科クリニックでヒゲ脱毛を決意したくなるタイプである。正直、コレが似合う東洋系黄色人種は稀!「濃い顔立ち」ってよりは「日本人離れした顔立ち」がマストとなってくるのかもしれない。
オダギリジョーは「あっさり顔に合わせた線の細いチョロロンヒゲ」タイプ。これは日本人にわりとよく見かけるケースで、インパクトに欠ける薄い顔立ちのイケメンが「ヒゲで+1」を目論み、本来は「3日剃らなくても大丈夫」なくせに、地道かつ無理やりにお細いヒゲを生やそうとするタイプである。その頑張りに対する心情はとても理解できるが、一歩間違えたら『ゲゲゲの鬼太郎』の「ねずみ男」状態にもなりかねないデンジャラスさも秘めている。
あと、4位の長瀬智也は竹野内型とオダギリ型の複合型、5位の阿部寛は竹野内型と山田型の複合型、6位の平井堅は山田型(すなわち、山田孝之同様、日本人離れした稀な顔立ち)といったところか?
だがしかし! 男子も色白美肌が全盛な時代である昨今において、女子たちはそもそもヒゲ男にちゃんと萌えてくださるのだろうか??? 「ワイルド」とは極北にある「色白」にも「美肌」にもヒゲは大敵ゆえ、最新のトレンドは「生やす」でも「剃る」でもなく、「無くす」の方向へとベクトルを傾けつつあるのだ。