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最近、瑛太(37)をあんまし見なくなったなぁ……なんてことをたまーに思ってはいたのだが、citrusのネタ探しのためネット上をウロチョロしていると、とあるスキャンダル系週刊誌が「木村カエラは家族優先も…永山瑛太お持ち帰り〜」云々かんぬん……なタイトルの、すでに1ヶ月も前に配信されていた、鮮度の薄い記事が偶然目に入り、「木村カエラ」というキーワードから“夫”の瑛太が「永山瑛太」に改名していたことが判明し、ちょっとだけ驚いた。
改名のタイミングは、2020年初頭から──つまり、もうけっこう古い話のようである。申し訳ないけれど(別に申し訳なくはない?)、今の今まで全然知らなかった。この前出のニュースをクリックしなければ、これからもずっと知らないまんまだった可能性もある。なんで、フルネームにマイナーチェンジしちゃたの? さっそく調べてみれば、
「前から本名でいいんじゃないかというのはあった」
「なんとなく時間が流れてしまって(改名するタイミングを逃がした)」
「うちの弟・永山絢斗なんで本名バレてる(笑)」
「また改めた気持ちで、本名でちゃんと俳優としてやりたい」
……と、まあ取り立てて特筆すべきこともない、普通の理由であった。
ただ、「永山瑛太」だったら、メディアに溢れかえる俳優をはじめとする有象無象の男性著名人のなかに埋もれてしまうのではないか……と、まったくもっての余計なお世話ながら、心配した。実際、私も半年以上「瑛太」と「永山瑛太」が同一人物として一致していなかったのだから。
俳優としての才能・技量については置いといて、はじめて「瑛太」という名前を目の当たりにしたとき、少なくとも字面的に私はわりと(イイ意味での)違和感を感じた。野球界なら「イチロー」、音楽界なら「YOSHIKI」に「GACKT」、女性タレントなら「紗栄子」に「菜々緒」……と、ファーストネーム“のみ”な著名人は数多いが、こと男性の役者にかぎれば、案外このケースは稀だったりするのではないか?
さらに、「瑛」のソリッドなイメージを「太」の少年っぽい素朴さで〆る対極性……そして、その名を語る人物は、意識高い系の気むずかしそうで線が細いアンちゃん──そんな微妙なパラドックス感も悪くなかった。繰り返そう。なんで、改名しちゃったの???
ちなみに、私は30年近くもこの「山田ゴメス」というペンネームを使っているわけだが、「ペンネームや芸名などの“偽名”を、凝りに凝って三日三晩徹夜で考えちゃうようなヤツはロクでもない」みたいな謎のポリシーを持っている。ペンネームや芸名なんてえのは、成り行きでつけちゃえばいいのだ。(※私の「ゴメス」は顔が南方系だからというこじつけだけで、当時お世話になっていた某暴走族雑誌の編集長から命名された)
あと、「一度つけたペンネームや芸名などの“偽名”はあまり変えないほうがいい」とのポリシーもある。だって、一からまた覚え直してもらうのって、(永山)瑛太クラスですら、かなり大変じゃないですか……ね?