ある人にとってはどーでもよくて、ある人にとってはどーでもよくない仰天的な、とある私のコアな体験を本日は親愛なるcitrus読者の皆さまに自慢しよう。



 



なんと! あの元メジャーリーガー・上原浩治さん(45)が、40歳になってから野球を始め、左利きという理由で守れるポジションも少なく、ゆえにちょっとでも試合出場の機会を増やすため、55歳になってからピッチャーの練習を始めた“一素人草野球人”にすぎないワタクシ山田ゴメスのピッチング指導をしてくださったのである!! しかもマンツーマン!!! どうです? 羨ましいでしょ!? はい。ゴロとフライの区別もつかない、ホットヨガとかハンモックヨガとかヒップホップダンスとかに執心するヤングなオシャレガールズは全然羨ましくないですね。「で?」って感じで(笑)。ちなみに前にも書いたが、私は「ゲッツー」だとか「三盗」だとか「タッチアップ」だとかの単語をサラッと会話中に挿入できる女性は、それだけで恋愛対象指数がぐんとアップする。話がそれてしまった。とりあえず、その“指導風景”の一部をご覧になっていただきたい。

 





















 



かつては世界最高峰の投手であった上原さんに「これを指導するのは難しい」と言わしめるほど、私のピッチングフォームは“独特”……であるらしい。そりゃそうだろう。若いころ一定期間、特別な指導を受けたわけでもなく、(40歳から)15年以上もほぼ“自己流”でやってきたのだ。そして、そんな私がピッチャーとしてあと1ランク、レベルアップするには、かいつまんで解説すれば、

 





・軸足(=左腕投手だと左足)が止まらないように流すことを意識する(※左足を伸ばしたときは止まってもOK。ダルビッシュも止まっている感じはある。が、右足を下ろすときに止まるのはナシ)



 



・ベルト部分を(セカンド方向へと)中に入れることも意識する(最初から腰がホームベース方向に向いている)



 



・そうすれば、腕もスムーズに振れるようになって、2〜3㎞/hは速い球が投げられる



 



・プラス、横に滑らせるようなスライダーを覚えればいい



 



・(現時点でも)悪い球を投げている様子ではない(時には褒めて伸ばす←緩急)



 



・いいユニフォーム(※完ペキ阪神タイガースを真似たデザイン。指導内容とは無関係)





 

……とのこと。上原さんのアドバイスどおり(非常事態宣言が出る前に)とある秘密練習場で球を放ってみたら……たったこれだけの矯正で、フォームが劇的に変わり「2〜3㎞/h」どころか10㎞/h近く球速も速くなった……気がしないでもない。センセイがイチ押しする「横に滑らせるスライダー」も必死に覚えて(やはり非常事態宣言が出る前に)打者から空振りを取ることもできた。鳥肌が立った。



 



タネを明かすと、今回の「夢のコラボ(?)」は、アスリート・スポーツに関わるマネージメント事業や、スポーツ施設のコンセプトから設計までのコンサルティングなどを手掛ける『株式会社スポーツバックス』という会社が、有料会員に向けて行っているプロアスリートによる指導サービスの一環。つまり、昨今のインターネットの世界においては、もう一歩踏み込んでみるだけで、メジャーリーガーからピンで指導を受けることだって不可能ではない──もはや、ネットコンテンツは「見る時代」から、オンラインサロン的に「参加する時代」へと突入したのではなかろうか。現在の新型コロナウイルス自粛のさなか「もう一歩踏み込んでみる」時間は、たっぷりすぎるくらいにあるのだし……。


情報提供元: citrus
記事名:「 上原浩治がゴメスのピッチングを個人指導!? 今やネットコンテンツは見る時代から参加する時代へ